【暇人必見?】平日にやることがない人は裁判所の傍聴に行ってみよう

平日に特に何もやることなくて家に引きこもって時間をもてはやしている人、会社が嫌になって引っ込み思案になって鬱気味になっている人多いと思います。そんな時は裁判所に行って事件の傍聴に行ってみてはどうでしょうか。メンタルが病みかけの人には「いろいろな人が身近にいて、私のこんなことで悩むのはやめよう」と思うかもしれません。事件によってはそれだけ壮絶なものもあってリアルな体験を得ることができると思います。

敷居が高そうな裁判所ですが、そんな事はありません。気軽に誰でも行って傍聴できますのでご安心下さい。

結論 裁判所の傍聴は、お金をかけずに1日社会見学できる。

傍聴は誰でもできる

裁判は公開されているので誰でも傍聴できます。子供でも赤ちゃんでも大丈夫です。(ただし赤ん坊は泣き叫ぶこともあるので遠慮されることもあります。)

ただし注目されている裁判は傍聴席が満席になるので、裁判所の判断で傍聴券を配る場合があります。抽選の場合と先着順の場合があります。なお傍聴席は各法廷によって席数が異なってきます。

そして傍聴は無料です。予約はいりません。(ただし10名以上の団体の場合は裁判所に連絡し事前予約制とのこと)動機は何でもかまいませんので思い立ったら裁判所に行ってみてはどうでしょうか。いかにも暇つぶしに来てそうな傍聴マニアもいます。ルールは守らないといけませんが、いろいろな事件があり社会見学になります。

傍聴するまでの手順は以下の通りです

①裁判所入口で手荷物検査を行う
②開廷表で事件を調べる
③開廷中の部屋に入る
④着席して裁判を見る・聞く

 

47都道府県どこでもある

全国の裁判所は最高裁判所1庁、高等裁判所本庁8庁・支部6庁、地方裁判所本庁50庁・支部203庁、家庭裁判所本庁50庁・支部203庁・出張所77庁、簡易裁判所438庁あります。

最高裁判所   1庁 東京都
高等裁判所   8庁 東京都、大阪市、名古屋市、広島市、福岡市、仙台市、札幌市、高松市
高等裁判所支部 6庁 秋田市、金沢市、岡山市、松江市、宮崎市、那覇市
地方裁判所   50庁 各都道府県(北海道は4庁)
家庭裁判所   50庁 各都道府県(北海道は4庁)

全都道府県を網羅していますので、裁判所まで移動時間、交通費もそこまでかからないと思います。では「高等裁判所がいいの?地方裁判所がいいの?それとも最高裁判所がいいの?」という疑問ですが、地方裁判所でいいと思います。理由は単純に事件が地方裁判所(刑事事件の場合)から始まり件数が一番多いからです。

一審 地方裁判所 判決確定もしくは控訴する
二審 高等裁判所 判決確定もしくは上告する
三審 最高裁判所 判決確定

正しい裁判をするために三審制度があり、原則的に3回まで裁判が受けれることになっています。ちなみに中国は2審制、韓国3審制、アメリカ3審制です。

開廷時間が決まっている

平日の10時~17時(12時~13時は昼休み)の間に来てください。土日祝は閉まってます。

どの事件に入るか迷う場合は?

刑事事件の新件が良いと思います。事件の概要、被告人質問などがあり初見でも分かりやすく裁判っぽい感じを体験できます。審理から入っても事件内容が分からない場合があります。

新件 その日から裁判が始まります。被告人質問、論告求刑など一連の流れが分かりやすい。
審理 新件の続きで証拠の取り調べ等が行われます。1日で終わらない場合もあります。
判決 判決言い渡し。10分ぐらいで終わります。

傍聴するときの注意点

法廷に入室後は速やかに空いている椅子に着席しましょう。大きな事件の場合は記者席が設けてある場合があるのでそこには座らないようにしましょう。記者席には「記者席」と分かりやすく表示されています。その後の注意点は以下の通りです。

・私語を慎む
・居眠りをしない
・飲食しない
・スマートフォンの電源を切る
・録音・録画・写真撮影はしない(法廷内に限らず裁判所敷地内全ての場所)
・メモはしても大丈夫です
・傘は法廷に持ち込みできないので裁判所内のロック付きの傘立てに預ける
(大阪高裁・地裁の場合)

あとは聞いているだけです。正直途中で眠くなることもあるので、その時は静かに途中退席して法廷から出ましょう。居眠りしていびきをかいていたおじいさんを見たことがあるのですが、裁判長から注意されていたので、それは迷惑なことでもありますし、恥ずかしいと思いますので。またスマートフォンの着信音で裁判長から怒られている男性も見たことがあります。迷惑なのでやめましょう。

以上です。少しでも裁判所の傍聴が気になった方は気軽に行ってみてはどうでしょうか。

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